金属を学ぶ

とある金属素材の特性に関して、調べたくて、


技法書、洗いざらい。



金属はひとつひとつの素材に特性があって、


温度は何度で硬化するとか軟化するとか、


こうすると劣化するとか、伸び率どう、粘りがどう・・・(ぜい性・延性・じん性・・・などなど)

まぁ~細かく細かく色々あって・・・


それをある程度知らなきゃ成形できません。



しかし、温度は何度と言われても・・・
圧力をこのくらい掛けると、と明確な数字を言われても・・・測ることが出来ないので


目や感覚でそれをなんとなく捕らえてゆくのです。
理論ではなく感覚優先にはどうしてもなってしまいますが、しかし知識は必要
 


シカ~シ、金属工学の専門書はとてもとてもと~~~~~~っても!!!!難すぃ・・・
 


以前、購入して、チラッとしか見てなかった


『工芸家のための金属ノート』


こちらも文字ばっかり・・・ではあるのですが、


これが、読んでみると面白い。意外に解り易い説明。
私のなんとなく・・・がきちんと言葉になって説明されている事に驚きつつ。知識よ、ありがとう。
  
 


工芸家のための・・・』


 
 


というだけあって、とっても活用できる有難い一冊です。



 


『(正倉院の金工品などで見られるように) 昔は混然一体だった金属工芸金属学が、


文明が進むにつれ遊離し、


金属学は金属物理の道へ進み、原子や電子の挙動をも対象にするまでになっている・・・・
金工は伝統として伝えられてきた技と材料の殻からはほとんど出ることのない世界に閉じこもってしまった・・・』


(本の文章の一部を参照してます)
 
 


それで、この本はそんな金属工芸家のための金属学の通訳本だそうです。



 


確かに・・・
今の金属工芸は現代の金属学の根源?に近い作業と感じます。超アナログです。(技術は奥が深~~~いけれど)
でも、文明と同時に進まなかった殻に閉じこもってしまったものの魅力や必然性もあったり。
先人の智恵と地からの恵みと宇宙のつながりを感じます。



 


根源的なところで何かを探り


そして、今の世で様々な形に変換しつつ、その、何かを伝える



 


それにしてもやはり、私にはまだまだまだまだ・・・知りたい事はとあります。



どうしても手を動かす事第一優先になっちゃいますが、お勉強も時々しないとねぇ。

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