暖かくなってきましたね。
すっかり日も長くなってきました。
目がしょぼしょぼする気がするのはきっと気のせいでしょうね。

さて、突然ですが
小学生の頃、ブラスバンドでティンパニーを担当していました。(同じく叩く系ですね・・・笑)
ある朝、演奏する曲を発表された時の違和感を今でも忘れません。
シューベルト作曲『未完成交響曲』
ちゃんと私達の演奏できる曲として楽譜にもなっていて、
完成してるようにしか思えなかったのに、
後世の人に勝手に ”未完成” なんて名前付けられちゃって可哀想!と・・・。
(交響曲としては一部しか楽譜に残っていないまま亡くなってしまったという事なんですが)
兎に角、私が演奏した中では一番大好きな曲だったのです。
しかし、
未完成・・・とは何ぞや?と
ずーっと頭の片隅にありました。
制作で、また沸々と湧きあがってきています。
なぜなら、
制作途中の、あの瞬間が美しかったなぁ
しかし完成したらなんか違うなぁ・・・というのがあったりするのです。
言葉で表現するのが難しいところなのですが、
造形は想像通りにいったとしても、質感だとか、熱量だとか、勢いだとか・・・そういった問題です。
それで、いったりきたり。
私は、息をのむ程の完璧な?美しい造形は求める所ではなく、
人や環境が入る隙間があったり、呼吸出来る造形を作りたい・・・
現実はまだまだ模索中ですが。
だから、
どこの段階で完成とするか、そこが問題だったりします。

では、その『いいぞ!』と思うその途中段階でやめればいいかとなると、
そんな単純なお話ではないのです。
金属はある程度同じように全体を叩かないと(圧力を加えないと)強度の面で問題が起きます。
しかも、縁をちゃんと処理しないと(ヤスリや研磨など)怪我します。
だから、やっぱり未完成は未完成なんですね。
んー
でも、造形の成り立つ途中の、なんというか、熱量みたいなものを残したまま、
ちゃんと完成として見せる、『未完の完』
目指したいのですね。
そのためにはストレートに完成品を作るよりも結構面倒なやり取りを素材と、己と、しなくてはいけません。
本当に小さな一歩かもしれないけれど、私的には嬉しい一歩。
ちょっと実験的小作品作ってみました!
3/30~の『花鳥風月展』 ARTS RUSH(代官山・東京)で
出展します。
伝わるといいなー。
あ、でも・・・
もしかしたら・・・こんなに大風呂敷広げちゃう(?)と、え?これですか?って事になるかしら?・・・いやいや・・・
これから、(特にテーブルウェアの分野で)少しずつ進化して行きそうな予感がしています。
その他の新作ジュエリーも、追い込み制作中です。
ここ↓から磨いで、色揚げしてシックな色合いにしてゆきます。

あと一週間が勝負です・・・


