Concept /コンセプト

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1998年、留学を終えた私は、日本に帰って、1人で工房を始めようと決意。大好きなスウェーデンの美しく澄んだ青空を眺めながら、工房名は「空工房にしよう」と決めました。どこまでも広がり、すべてを包み込む空のように——かたちの奥にある気配や余韻までをも含んだ作品をつくりたいと思ったのです。

はじめは金属造形を中心に活動し、素材の質感や重み、時間の層を感じ取りながら、芽生えや広がりをもつかたちを追い求めてきました。

そして2023年を境に、表現の軸をジュエリーと木版画へと移し、より繊細に、より静かに、目に見えない存在や空気の流れを映すことを模索しています。

素材と対話しながら、日々の暮らしにそっと寄り添い、見る人の感覚に呼応するような作品を、これからも大切に紡いでいきたいと考えています。

ここでは作品コンセプトをご紹介します
朧げな言葉たちですが作品の道しるべになれたら嬉しいです

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膨大なメモの一片 — 1998.6.16 (Sweden)