洋裁のお仕事をしている叔母の為に
祖父が船大工さんに作って貰った作業台。
約50年間叔母のお仕事と共にあったこの作業台が我が家にやってきた。
釘を極力使わない組み木で作ったテーブルは
家具職人が作ったわけではないので美しい造りとは言えないのだけど、
ごっつくて厳つい無骨さがかっこいい。
そのままでは大きくて車に積めないので
全部バラバラに解体。
外す時の木が擦れた音は、ギシギシ、ギシギシ、音が船の音がしてなんだか嬉しくなってしまう。
東京から横浜へ大移動の後は
割れている所をパテや木工ボンドで修正し、また組み直し完成しました!
木が歪んで組み方が甘くなってしまってるので
泣く泣くビスや金具で補強で、ガッチリした作業台となりました。
祖父は生前、宮城で漁業をやっていて
私が子供の頃はいつも山盛りの新鮮なお刺身を食べさせてもらいました。
機械が大好きで大工仕事の工具もいっぱい持っていて。
(私がだいぶ貰いました♡)
思い出いっぱいの祖父の家も震災で残念ながらもうありませんが・・・。
作業台に付いた点線や丸い痕。
叔母が型紙作る時のルレットや、ハトメ(かな?)で付いたいたものなのかなぁと
大好きな祖父と尊敬する叔母の軌跡を感じられて嬉しい。
おじいちゃんに見守られつつ、叔母の様にいい仕事ができますように。
きっと金属の仕事だとあっという間に汚れてしまいそうですが、
大事に大事に使いたいと思います。