山形へ

未だかつてない怒涛のスケジュール
が、今年いっぱい続く模様。
日常が非日常なったのか、非日常が日常になったのか…同じ意味?ですか…。
ただ、作るのではなく
きちんと素材と向き合って、寄り添って・・・
今という時の中を精一杯対話し、精一杯の祈りを込めて。
数が少なくてもきちんとした形までひとつひとつ持っていく。
そんな感じです。
生きてる限り、そこで何か学び、そこからまた生み出さなくてはいけない。
それは動物も植物も皆そうなのかな・・・。
沢山の歪みがきましたが、沢山の手も差し伸べられて、
感謝しながら毎日を送っています。

昨日は、やっとやっと山形へ行けました。
天童経由で地金やさんに寄る。

田んぼに水が張ってある。カエルの鳴き声。
もうそんな季節なんだ・・・と田舎道を運転しつつ、切ない想いが胸をこみ上げる。
隙さえあれば、色んな事を考えてしまう。

前から自転車に乗った少年。

ぺこっとお辞儀してくれた。
なんだか嬉しくなってお辞儀。
あの少年は私の気持ちを救ってくれたなんて思ってもみないでしょうね。
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山形蔵王IC近くのギャラリー迦哩迦
まつださゆりさんとのコラボ展開催中

と、写真を撮ってくるのを忘れ、新緑の川のせせらぎも聞こえるギャラリーの
空間を堪能してきました。

ちょこっと作品紹介。

搬入前の雑踏。さまざまな表情とさまざまな調和。さまざまな用途。
旅たったものや、次回出展のものやらごっちゃ混ぜになってますが、
ちょっとだけ・・・。

今回は香水瓶も作りました。


 大まかに言うと制作の流れ二種類

吹きガラス(まつだ)

ガラスに合わせて金属を加工(佐々木)

ガラスと金属の合わせ目加工(佐々木→まつだ)

バランスをみながらテクスチャーなどをつける(まつだ)

金属でパーツ制作(佐々木)

石膏型を制作しガラスを炉で溶かし砥ぎ出し(まつだ)

金属部色あげ(佐々木)
と、行ったり来たりを約一年近くしていた訳です。
なかなかこのような仕事を我がままな私と一緒にできる人はいません。
旅立っていったもの達には会えなかったけれど
ようやくこうしてゆっくり彼らを眺める事が出来ました。
震災を生き延びてくれた作品達。堂々とひとつひとつが物語を語ってました。
ホッ・・・。
展示してある作品たちを眺め、
あー長かったなぁ、ここまで来るのは…と感慨にふけってしまいました。

ずっとお世話になってる迦哩迦のオーナー。
彼女と話してるうちになんだか目がしっかり開きました。
ギャラリーの入り口には
一本のクレマティスが外の塀いっぱいに何Mにも渡ってみごとな淡いピンク色の花を咲いています。

また大切なものを頂いた一日。

6/5までです
今の季節の山形も美しいです。ぜひ、お出かけ下さい。
私達の展示の後6/9~7/10はジュエリーアーティスト水野純さん(オーナーの旦那様)の個展。
ちょうどDMが出来上がった日でもあり、頂いてきました。

静かに浮かび上がる月みたい…素敵。

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