日帰りで
東京に行ってきました!
この日しか動けない!!!この日なら行ける!の即決で。
中村太樹男展(松屋銀座7F遊びのギャラリー)
フリオ・ゴンサレス展(世田谷美術館)
東京についてすぐさま向かったのが松屋銀座。

画家の中村太樹男さん。
盛岡の美術館での素晴らしい個展を拝見して感銘を受けた方なのです。
なんて表現したらよいのでしょう?
絵画の空気感、世界感が素敵。物語があって、こちら側に語りかけてくれる絵画・・・
ずっと見ていると、自分が透明になってすぅっと、その物語に融けこんでゆくような感覚になります。
私もその一人ですが、ファンが沢山いらっしゃるのも納得。
素敵だなーと思える作品に出会えたり
また、素晴らしい創作活動をしている人たちと同じ時代を生き、
同じ時間を共有できる事ってなんて尊い事なのだろうと思います。
その為には自分も恥ずかしくない様な作品を作らないといかん!とも思うのです。ブルルルル・・・・
たくさんまた素敵な言葉とエネルギーを頂きました。
太樹男さんは会期中毎日いらっしゃるそうです。
12月22日(火)まで!!!
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そして、初めての世田谷美術館。
用賀駅から、歩こうと思ったらまたまた迷ってしまったので(方向ド音痴です)、
駅に戻って美術館行きのバス。
お客は私ひとり・・・
それなのに、とっても親切丁寧な運転手さんは優しい声で
「右に曲がりまーす。揺れますのでご注意くださーい」とか
(ボタンを押すと)「は~い了解しましたー。次、止まりまーす」
いちいち曲がる度にマイクで教えてくれるので・・・(そういうものなのですか?東京のバスは?)
私一人にだけの生アナウンスに、ちょっと恥ずかしい様な、申し訳ない様な気持ちになっちゃったりして。
大都会で人に紛れるのは好きですが、一人だけになるとドギマギするものですね(笑)
スペインの彫刻家『フリオ・ゴンサレス ーピカソに鉄彫刻を教えた男 』

展示の仕方がとても素晴らしかったです!!!
年代別、シリーズ別、分かりやすい説明書き、空間。
画家に憧れつつの金属工芸家→彫刻家・・・
この道のりが分かる展示となっていました。
作品が好きとか嫌いとかそういう単純な事ではなくて、
同じ金属を素材とした芸術に携わった人の一生をこうして俯瞰して見ると
あまりにも色んな感情が入り混じってしまって・・・
気が付くと最後には涙目ウルウルになって作品を観てました。
”空間の中のドローイング” という時代がありました。
私はまだ道半ばではありますが、
”メタル・デッサン” と称して同じようなコンセプトの元、表現を探っています・・・
きっと金属を使って、空間に絵を描きたかったのでしょう。手に取る様に気持ちが分かって・・・ウルッ。
作品を見ていると彼の魂が確実に残っているようで、
誠実に素材と己の表現に向かい合った人なんだと伝わってきます。
残した言葉、エスキース、すべて心に刺さりました。
第一次世界大戦を体験し、第二次世界大戦の終戦を待たずになくなった芸術家。
そして、金属という素材にずっと向き合い、
工芸とアート、技法と表現、
その狭間で自分の世界を追求していった一人の芸術家。
” 幾世紀の昔、鉄の時代が始まった。美しいものがたくさん生まれたが、
不幸にもその多くが武器だった。
今ようやく、この物質には、芸術家の平和な手によって叩かれ、
鍛えられるための扉が、開かれるのだ。
フリオ・ゴンサレス ”
この言葉に
涙ウルウル限界になり、鼻水を啜りながら美術館を後にしました。
あーーーーーー
とても素敵な展示会でした。
教科書に出るような超有名な芸術家の展示会・・・もいいですけど、
そこまで著名でなくても、
こういったひとつの分野に置いて影響を与えた芸術家(彼は「鉄彫刻の父」と呼ばれています)の展示会も
とても面白いので、是非色んな人にお勧めしたいです。
同時期に生きた芸術家と共に時代を辿って観ると面白いですね。
私はもう一度観たい。
こちらは、1月31日(日)まで!!!
そして、先日 ”身軽になろうキャンペーン” というブログを書いたにも関わらず、
厚さ2cm程の図録を買ってきてしまいました・・・ハハハ
胸一杯の6時間の東京滞在。

赤・黄・緑
まだ紅葉が残ってたのにはびっくり。
宮城に降り立った空気はピリリッと引き締まる寒さ。
身も心も。


