『どうじょうじ』

いや~、面白かったです!
お知り合いの方が舞台に出るというので観て来ました。
普段からとても素敵な方ですが、舞台の上の彼女はキラキラしてました。

『どうじょうじ』
構成・演出 倉品淳子(劇団山の手事情社)
出演 えずこシアター・メンバー
身体全体で表現すること…ってなんて美しいのでしょう!
表情、身体の動き、声のひとつひとつに魂があって
ググっと観客の意識がストーリーに入っていくのが分かる。
飽きのこない構成でドキッとか、笑いとか、悲しみとか…色々な気持ちのゆれ。

舞台は歌舞伎の舞台の様に会場の中央に道の様に設置してある。

大道具、衣装がとてもシンプルで象徴的であり
音楽と照明は、物凄いインパクトとタイミング。
出演者が時に風となり、音となる。。。

ストーリーは現代版『道成寺』
『道成寺』とは
和歌山日高郡に現存する寺院で、多くの伝説があります。
清姫という女性が安珍という僧に再開の約束を破られ、彼を追ううちに蛇に
変身し、僧の隠れた鐘を巻いて焼き殺してしまう『鐘巻縁起』が有名です。
能『道成寺』や歌舞伎『京鹿子娘道成寺』,、文京『日高川入相花王』などの題名
となり、ほかにも日本舞踊や民俗芸能、郡虎彦や三島由紀夫の戯曲にもなった、
わが国でもっとも長く愛されてる物語の一つです。(パンフレットより)
単純に考えると…嫉妬?怨念?ひゃ~怖い話ですね…
でも、悲しいお話。
なんだかそういう、憎悪の裏側の悲しみ、悲しみの中の切ない愛、とか、暗い中のかすかな光、とか…
それが生きる上での切ない部分、生と死、古来より変わらぬ人間の性…?
そういうものが日本人の血に流れてる美しさだと思ってしまう。
情緒、余韻の美みたいな?(←つくづく表現不足で、情けないですが)

休憩なしの2時間くらいでしたがアッと言う間でした。

この『どうじょうじ』は2部に分かれていて、次回の12月は
東京より劇団山の手事情社が、えずこホール(宮城県大河原町)に来て公演。

調べていたら…この『道成寺』は黒川能でも使われているという。
そうなのです、来週14(日)、山形でギャラリー迦哩迦企画の黒川能があります!
(『道成寺』ではなく違うものをやるようです)
…が!私は大事なSenbi倶楽部の教室~~~~あぁ、無念。
かなり楽しみにしていたので、ダブルブッキングに気が付いたときは
天から頭のてっぺんにタライが落ちてきました。。。

でも、今日は素晴らしいものを観れて、本当に良かった。
色々感じ、想い…制作の息抜きどころか、多くのエネルギーを貰ってきました。
感動すると遠い世界に行ってしばらく帰れなくなる私ですが…
そう、明日からは私も地味~に、また制作の日々。
刺激をくれる素敵な方々に感謝しつつ。
そして、こういう美しさに触れると日本人に生まれて良かったなぁ、とつくづく思います。
 

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