Art Merbourn2010

『アートメルボルン2010』
会場Royal Exhibition Buildingは文化遺産に登録されているオーストラリア、随一の建物。
回りきれない程のブースで雑然とした展示かと思いきや、
全体的にはそこまで大きくなく程よいスペース。面白い、見応えのある展示イベント。
残念な事に…5点中、2点が破損してしまったので….3点出展しました。

有名どころや若手アーティスト、伝統のアボリジニアートなどなど…
かなりの数のブースが出展。
美術関係者やマスメディア、一般のお客さまが入り交じってのオープニングパーティ。
海外(←私にとって)アーティストの作品は、その豊かな発想力にいつも感心し、衝撃を受けます。
でも、断トツに強く心に響いたのは、アボリジニアート
最近はアクリルを使った鮮やかな色彩や表現手法もあるそうですが、
伝統のものの存在感は凄かった。。
流行や表面的な面白さや美しさではなく普遍的な何かがある。
無理のない真の美しさ。魂...自然...存在...。

-何をもってアートとするか?
-どこに向かいたいか?

客観的に自分の作品と行方が見えた本当にいい機会でした。
留学中もひしひしと感じましたが
日本はやはり独特の文化と気質を持っていて、それは世界に誇れるもの。
日本人である事に誇りを思います。
技工や細部に重きを置き過ぎる傾向にはありますが…
素材の繊細な感覚は世界の中でも抜群?…なのでは??(と思ってる私)
そこに豊かな発想力や多少の遊び心があってもいいのかなぁ。

それぞれの生い立ちや環境、伝統…
無意識にも血と肉に染み渡った感覚があり、
そして国境を越えて共通する何かはきっとあると思うのです。
同じ人間として。
それが垣間見れるので色んな国の人に触れるのは楽しいし、
やっぱり世界って広いのね…。

大きなオーストラリア。内陸部は赤い土が永遠に続き…海添いに街が。
美しい建物。町並み。
カチッカチッと手動で回しているようななんともいえない心地よい音が鳴る信号機があちらこちらに。
カラフルな車
南半球の星空、北半球で見えるのとは反転に見える月の満ち欠け
(調べてみたら星座も反転してみえるのだそう…!!!)
そして水道の水の流れは左巻き…地球って不思議。

植物も色々な色、形
野生のオウムはギャーギャー凄い鳴き方してました。
他民族が入り交じっていたメルボルン。
ひどい英語をしゃべる私にも…人々はおおらかで優しいっっ!感激。
(あまりの忘却ぶりにがっかりする私)
お世話になった方々に心からの感謝、感謝です。
仙台では満開の桜が待っていてくれました。
桜を見てホッ。
体重計を見てギョッ…。

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