- はじめに -
10代の終わりから30年、金属で立体をつくってきました。
芽吹きや循環、気配といった目に見えない“生”を、
金属の中に探しつづけてきたのだと思います。
そして2023年から、木版画とジュエリーという小さなかたちで、
空気や呼吸のような“物質にならないもの”を表す試みが始まりました。
平面の中に漂う儚さや静けさ、そのかすかな気配を、そっとすくいとるように。
50代を迎えた今、この歩みを10年の物語として紡いでいくことにしました。
これは、その最初の一章です。

私たちの耳には届かないけれど
植物たちはそれぞれのうたを歌っています
季節を伝え、命を惹きつけ
そっと響き合いながら共に生きるうた
木版画とジュエリーで
その響きを形にしてみました
2025.4 阿部敬四郎ギャラリー(仙台)
2025.6 盛久ギャラリー(盛岡)
光を感じ 風を読み 音もなく語り合う植物たち
目に見えないやりとりは 静かなうたのよう
その響きを 木版画とジュエリーで そっとすくいとりました
自然の奏でるリズムに 耳を傾けて頂けたら嬉しいです
2025.10 ギャラリーminne(鎌倉)
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